音がある世界と音のない世界。

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先週から、がつんと聴力低下をし、

久しぶりに、音が全くない世界の中での日常。

不思議なもので、
全く聞こえないのに、
脳内では色んな大音量の耳鳴りがするんです。
苦痛ではあるけれど、でも寂しく感じないで済むかも。

音のない世界は、
静かで、寂しくて、でも、落ち着く。

音のある世界と音のない世界を、

ずっと行き来してきたわたしですが、

今回は、その狭間を意識して、

音がなにもないからこそ、

みえてくる光景をフィルムに収めようとおもう。

どんな光景になるんだろう。楽しみ。

もう少し、待って。

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ちょいちょい、まだまだ進行早いんじゃないんですか?病気さん?笑

度重なる聴力低下に慣れたけれど、やっぱり音を失いたくないものです。

でも、いつか音を完全に失う可能性が非常に高い病。現に少しずつ少しずつ聞こえなくなってきてる。

(音を失っても、今までと変わらずバカ騒ぎして人生に恋する自信や受け入れる自信はありますが)

 

だからこそ、いろんな人に出会って、いろんな旅をして、いろんな声を聞いて記憶して、いろんな話をして、音をフィルムに収めるように撮影して、いろんな資格を取って、いろんな職場を経験したい。聞こえるうちに、できることをたくさんたくさんしたい。聞こえなくなってもできることは沢山あるけれど、今だからこそ大事に噛み締めて行きたいものがたくさん。

 

聞こえるって、すごいなとしみじみ。
当たり前って、こんなに恋しいのね。

 

久しぶりの音一つない世界で、いろんな有り難みをひしひし。なんやかんや、いろんなことを気付かせてくれるから、病気のこと憎めないのよね。笑

 

 

はーやーく、もーどーれー♡

そして、早く働きたい。

ふるさと。

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高齢者に携わる仕事をしていると、
「故郷から、住み馴れた場所から、離れる覚悟」
というものを強く強く痛感させられる。

畳の上で死にたい。

 

そんな希望も叶えられるのも稀。

いろんなことを考えて、
残り僅かな日々を、

少しでも迷惑にならないように選択した方々を、

少しでも笑顔が増えるように、

ちゃんと接していこう。

 

そう日々思う。

神さまはいたずらが好き。

私の神さまは、どうやらいたずらが好きなようです。
順調に行くかとおもいきや、なかなか思うようにいかない。

でも、そのいたずらのおかげで、
日々の有り難みや、奇跡の凄さを思い知らされる。

 

神さまのいたずらに感謝。

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新しい生き方。

同じ病気の仲間たちと話していると、もしかしたら明日には全く聞こえなくなっているかもしれない不安を抱えながらも表には出さずに日々を懸命に生きて、自分だけではないと心から救われる。
 
不安はないかと言ったら、少しは不安になる。
突然、バンと聞こなくなるたびに、「ああ。」と覚悟をする。
私がもし全く聞こえなくなったら、頑張って作り上げてきた発音も少しずつ少しずつ落ちてくる。手話も必須になってくる。いまいる友人たちとも家族ともスムーズに会話も難しくなるんだなって思うと、ううーんってなる。
 
でも、聞こえなくなるだけ。場合によっては発作が増えるかもしれないだけ。身体に負担をかけないように少し慎重になるだけ。
 
全てを失うわけではない。五体不満足になるわけではない。不幸になるわけではない。
聞こえなくなっても、私の笑顔は奪われるわけではない。
新しい生き方、新しいステージ、新しい出会いを、人よりも多く特別に与えてもらっているんだと思う。
 
そう思ったら、未来が楽しみになる。ある意味、ラッキーかもしれないと思う。
 
と同時に、
みんなの声を、音を、音楽を、
しっかりと脳に焼き付けるように大事に過ごそうって改めて痛感させられる。
 
今年もいろんな出会い、大事にしよう。

 

 

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ご無沙汰しています。

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最後の更新から、二年。
もっぱら、Instagramメインでやっておりました。

二年も経てば、状況も変わり、自分も周りも変わり、
色々と思うこと、考えることもたくさん。

 

でも、そのときそのとき感じたものはもう二度と感じられない感情なんだなって今になって痛感。

 

刃。

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言葉の刃って、自分が思う以上に恐ろしくてとてつもなく強力なものなんだなって感じさせられる毎日。

 

自分にまだ向けられるならいくらでも耐えられるけれど、

他人が言葉の刃を浴びてるのは、とてつもなく辛い。耐えられない。

言葉の刃が刺さったあとに何も埋めてあげられないのが歯がゆい。

 

言葉次第でどんな展開にも持っていけるからこそ、

言葉で悲しい顔をしてるのは本当に本当に辛い。


もっと言葉を大事にしよう。

 

あっという間。

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あっという間に始まって、

あっという間に終わった写真展。

あれは夢だったんじゃないかと思うほど。

毎日いろんな人がきてくれて、
毎日いろんな言葉をいただいて、
毎日いろんな涙が流れて、
毎日いろんな再会があって、
毎日毎日毎日幸せでした。

ありがとう。