人生に恋

ペンドレッド症候群と向き合う日々

新しい生き方。

同じ病気の仲間たちと話していると、もしかしたら明日には全く聞こえなくなっているかもしれない不安を抱えながらも表には出さずに日々を懸命に生きて、自分だけではないと心から救われる。
 
不安はないかと言ったら、少しは不安になる。
突然、バンと聞こなくなるたびに、「ああ。」と覚悟をする。
私がもし全く聞こえなくなったら、頑張って作り上げてきた発音も少しずつ少しずつ落ちてくる。手話も必須になってくる。いまいる友人たちとも家族ともスムーズに会話も難しくなるんだなって思うと、ううーんってなる。
 
でも、聞こえなくなるだけ。場合によっては発作が増えるかもしれないだけ。身体に負担をかけないように少し慎重になるだけ。
 
全てを失うわけではない。五体不満足になるわけではない。不幸になるわけではない。
聞こえなくなっても、私の笑顔は奪われるわけではない。
新しい生き方、新しいステージ、新しい出会いを、人よりも多く特別に与えてもらっているんだと思う。
 
そう思ったら、未来が楽しみになる。ある意味、ラッキーかもしれないと思う。
 
と同時に、
みんなの声を、音を、音楽を、
しっかりと脳に焼き付けるように大事に過ごそうって改めて痛感させられる。
 
今年もいろんな出会い、大事にしよう。

 

 

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