in朱鞠内湖


うまれてはじめて、
知り合いの車で、
仲間と共に、深夜零時を一緒に過ごした。

零時になる瞬間、
わたしは、
車の中にいて、
一秒一秒と、
時を刻む時計を眺めながら、
心の中で、
「おめでとう。」
とつぶやき、小さな拍手をしたんだ。

嬉しくて嬉しくて、仕方なくて。

深夜零時を、
誰かと一緒に過ごすって、
こんなにも楽しくて、
こんなにも幸せだったなんて。


そんな出来事のあとの朝は、
とてもとても、眩しかった。