さくら。

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愛犬さくらが、先日息を引き取りました。

12年9ヶ月、本当にあっという間でした。

 

昨年の11月に震えるようになり一気に食欲低下し、

12月末に上あごに大きな腫瘍が見つかり。

 

年明けに、北大動物病院で、

首から、肺に、転移していて、

早くて余命1ヶ月、

長くて余命3ヶ月と診断を受ける。

 

それからの日々は、

両親と私でシフト調整をして、

1日も一人にさせないように、みっちりと看病。

夜も、居間でさくらを囲むようにして、

布団を敷いて、三人で寝て、

咳が出るたびに、見守って。

 

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本当に最後の最後まで、

「まだまだ生きたい」

「まだここにいたい」

という気持ちが強い、いや、強すぎるさくらでした。

 

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何度お別れを口にしたかわからないくらい、

急変することも度々あって。

 

もう食べられないだろう、

もう歩けないだろう、

もうおしっこ行けないだろう、

そう私たちが思っても、

”外で絶対におしっこする”

というさくらの気持ちが強くて、

一度も介護用オムツですることなく、

抱えながら、やっとの思いでおしっこをする感じでした。

 

最期の日、

私が一人で見守る当番で、

深夜から咳が止まらず、

ハアハアと呼吸も荒くなり、、

それでも、なお、

「おしっこ外でする」というサインが出て、

(顔だけ一瞬あげるんです。。)

抱きかかえて、

外でおしっこさせた直後に、

力尽きて、そのまま息を引き取りました。

 

慌てて寝かしても、もう時すでに遅し。

遠吠えをして、息が止まって。

 

本当に綺麗な顔で。綺麗な姿のまま。

 

一人きりで看取ることの壮絶さを、初めて思い知らされる。

 

 

でも、

コロナ渦だからこそ

シフトも調整しやすくて

家族総出でみっちり看病もできて

さくらとたっぷり一緒に過ごせて、悔いはなく。

 

十分すぎるほど頑張りすぎたさくら、

苦しむ時間が長くならなかっただけでも、本当によかった。

 

たっくさん頑張ってくれてありがとう。

 

先に天国に逝った祖父や、お友達犬、

みんなとたっくさん笑顔で過ごせていますように。

 

本当にありがとう。

人間みたいに露骨に表情に出すさくら、大好きだったよ。

 

そして、

たくさんたくさん可愛がってくれた皆さん、

本当にありがとうございました。

 

 

 

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