好きなものがある人は強い。

数々の職場でお世話になり、

たくさんの人と働かせていただいて、

いろんなことに気づかされ、学ばされました。

 

私自身、聴覚障害があり、

”聞こえづらい”というハンディがあり、

耳を使う作業が不得意です。

人よりも、倍以上大変に感じたり。

 

でも、いろんな人と出会ってきて、

一見、普通にみえても、

コミュニケーション能力が高くても、

ADDやADHDを抱えていることにより、

情報処理が苦手で、

目の前の仕事を処理することにとても時間がかかったり。

 

本人はものすごい努力をしても、何度も何度も同じミスをしたり。

 

また、

目が見えづらい、明るい場所が苦手という方もいて、

明るい会議室に居ることが厳しい方もいたり。

 

精神に病を抱えていて、

悪い意味で言っていないことでも、

普通に教えたことでも全否定されたと感じて、

ビクビク怯えてしまう人もいました。

 

 

なにかが”不得意”なことによって

仕事をこなすことを難しく感じる人たちは、

意外とたくさんいて、

なにもない”健常者”なんて、本当に少ないのかもしれないと思い知らされたものです。

 

 

そして、その仕事が”得意分野”だったときに、

どのハンディがあろうと、

不得意な場面があまりない分、

その人自身がとても生き生きと働いていて、

そんなそぶりを感じさせられることが微塵もなかったり。

 

だけど、

仕事が”不得意分野”だったときに、

どんなに努力をしても空回りしたり、

どんなに努力をしても周りに責められたりすることが一気に増えてしまう。

 

そこから、

「使えない人」「仕事ができない人」と判断されてしまう。

 

私も、ほとんどの職場では、

”耳が不自由”という点だけで、

それまで、聴覚障害者と関わることがなかった職場の人たちからすると、

知識もなければ経験もないわけで、

「足を引っ張られるかも。」

「無駄な仕事が増える。」

というマイナスのイメージからの始まりが常だったので、

いかに、どうそれらを挽回させるかという心理戦からスタートでした。笑

 

でも、できないことって、本当にできないんですよね。

どんなに認められようと努力をしても、認められない。できない。

 

そういうときは、もう潔く諦めてました笑

だって、諦めるしかないもの!!!ww

 

 

ぐだぐだ長くなってしまったけれど、

なにを言いたかったのかと言いますと、、

 

どんな”不得意”なことがあろうと、

”得意なこと”や”好きなこと”に磨きをかければかけるほど、

自分を救える機会が増えたり、

自分がどんな分野で何が活きるかがわかりやすくなる。

 

どのハンディであれ、

”得意”なことを仕事に活かせてる人は、

”不得意”をごまかすこともできるし、

何より、やり甲斐を感じられるようになる。

 

改めて、

好きなものがある人は、本当に強いと思うのです。

〔精神的な強さではなく、武器としての強さ〕

 

だからこそ、どんどん好きなことや、

得意なことを生み出して、

なんなら、得意な仕事を探してみてほしいと強く思う。