なぜ、できないのか。

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いろんな人の仕事の話を聞くたびに思う。

 

たとえば、

仕事ができない人

 

たとえば、

何度も聞き返す人

 

たとえば、

何度も忘れてしまう人

 

それらを、

"できない人"と決め付けてはいけないよなと。

 

幸い、私の周りにいる人たちは、

"なぜ、できないのか。"

その理由を模索して

少しでも働きやすいように工夫しようとする方が圧倒的に多くて、

話を聞くたびに、胸が温かくなる。

ありがとう。って、強く思う。

 

愚痴だけで終わらさないように

努力される姿を見て、学ばされる。

 

実際に、私自身も

"聴覚障害"があることで

どの職場に行っても

必ず必ず必ず

"仕事ができない人"という先入観で接される。

 

なぜなら、職場の人は障害のある人と働いたことがないから。免疫がないから。

 

どうしても、

障害があることで、

"足を引っ張る奴"と思われてしまう。

 

その度に悔しい思いをしてきたから

職場で

求められるスピードについていけない人に

出会うたびに

 

できない人

 

ではなく、

 

なぜできないのかを想像するように言い聞かせる。

 

もしかしたら、こちらの接し方次第で変わるかもしれない。

明確な原因が見つかるかもしれない。

 

残念ながら、変わらない人もいるけれど。

 

それでも、働きやすいヒントが見つかれたならなって。

 

誰もが、生きることに頑張ってることは間違いないはずだから。

同じくらい。

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退職してから、早2ヶ月。

コロナが落ち着かない中で、

地元の懐かしい友人たちと会う機会が増えてます。

 

学生時代のときは発作ばかりで

中学も高校も

同級生と遊ぶことよりも

発作で寝込むことのほうが多くて。

 

身体のことを気にせず遊ぶということが叶わず。

 

私にとっての学生時代の思い出は

発作に悩まされすぎて、

同級生たちとあまり時間を過ごせなかった悔いが非常に強かった。 

 

でも、

不思議なご縁で、

昨年末から地元で二人暮らしを始めて、

6月に仕事を辞めてから、

Uターンしてきた同級生や、

地元に住みながら日々奮闘してる同級生たちに、会う機会が本当に増えてきました。

 

あのとき過ごせなかった学生時代の青春を取り戻してるかのような気持ち。本当に幸せ。笑

 

コロナ禍にも関わらず、

こうして会えるのも、

同じくらいにお互いに、

コロナ対策して気をつけているからこそ。

 

コロナ禍を機に

価値観や対策の違いで

友達をやめたという話を聞くこともある中、

交友関係も変わらずにいられるのは、友人たちのおかげであって。

 

本当に本当に感謝の気持ちでいっぱい。

 

ありがとう。

 

 

初めてのハロワーク

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先日、ようやく離職票が届き、

昨日生まれて初めてのハロワへ。

 

何度か転職しているにも関わらず、ハロワがどういうものか分かっておらず、FPの彼からたくさんご指導を受けるほど笑

 

障害者手帳を持っていると、通常の流れと全く違うみたいで、ハロワの窓口も障害者専用で、いろいろ手厚く対応していただき、感謝感謝。改めて、自分は、障害者だったなと痛感させられたり。

 

手話通訳士を付けることを勧められるものの、要らないなと判断したけれど、複雑な話になるとマスクで余計に分からず。後悔。笑
手話通訳士が居る曜日に変えようかしら🤔

 

ハロワの担当者さんが、たまたま優しい方だったようで、たくさん労ってくれて、涙ちょぎれそうになる。

退職理由が、自己都合から、障害から来る体調不良に特例該当することになり、しばらくは失業保険でゆっくりすることに。


難しい病気を抱えている分、何度かやり甲斐のある仕事を退職せざるを得なかったのは辛かったでしょう。って言ってくださり、うるっ。

 

思いがけぬ形で、努力って報われるんだなと、びっくり🥺

 

しばらくは、民ちゃんの認知症ケアもしつつ、ゆっくりしよう。
この時間を無駄にしないように、疎かにしてきたことも片付けていかねば!

そして、いろんな方々に感謝していこう。

短い時間でも。

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今月に入って、

有給休暇を分散しながら過ごす日々。

 

あと8回しか出勤がないけれど、

やっとゆっくり行きたい場所に行ける喜びと、

ほぼ毎日笑いながら働かせて頂いた職場と離れる寂しさをひしひし。

 

緊急事態宣言の中でも

 

しっかり気をつけながらも

身近なもので目いっぱい楽しむ両親

 

キャンピングカーで少しでも

私の病気に負担がかからないようにと

試行錯誤しながらやってくれる彼

 

いつでもすぐに短い時間で爆笑できる親戚

 

声を掛ければ、サクッとお互いに気をつけながら立ち話ができるご近所仲間

 

そんな方々のおかげで

人より、たっくさん楽しませていただいてます。

 

人に恵まれまくりな自分だなと胸がいっぱい。

 

ありがとう

 

 

あ、私たちのことを

微笑ましいって言ってくれる方々がいますが、

残念ながら、全く微笑ましくないです、、、笑

 

小学生のときに学級委員をやっていたほどの気質が災いして、負けず嫌いな性格オンパレードで、彼とは何百回喧嘩したんだろうかと思うほど、激しい喧嘩してます。

負けず嫌いすぎて、申し訳なくなるほど。

てへぺろ

 

いつも支えてくださる家族や

友人には、本当感謝しかないです。

 

人と向き合っていくこと

人と暮らすことの大変さを

色んな人を通して、

学ばせていただいては、反省するばかり。

 

もっと優しくなれるように、気をつけなければ!!

ドジすぎる彼。

ドジすぎる彼。

 


お付き合いして、3年目。

 


第一印象は、

落ち着きがないなぁ

軽いなぁ

おっちょこちょいだなぁ

明るいなぁ

子供っぽいなぁ

 


彼の私に対する第一印象は

男とデートなのにズボン!??

地味やなぁ

 


だったそう笑

 


彼は、

持ち物がよく壊れて、

よく忘れ物をして、

よく物を落とす。

 


学生時代のあだ名は、クラッシャーだったらしい笑

 

 

 

一緒に過ごしていく時間が増えて行くにつれて

喧嘩も増えていき、口論も増えていき。。

 


その口論がまた不思議なことが多く、

Aの話をしていたのに、急にCの話をしている。

私が言ったことに対して、見当違いの返事。

 


極め付けは、

びっくりするくらい、片付けられないこと。

 


片付けようとすると、

うまく空間処理ができないようでフリーズしてしまう。

 


そんな姿をみて、

もしや、”ADHD”では?と疑い、

調べれば調べるほど、疑念は深まっていく。

 

どうしても勝てないもの。

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どうしても勝てないものは、勝てない。

 

病気や障害って、

どうしても勝てないんですよね。苦笑

 

勝とうとするから、辛くなる。

負けたくないと思うから、無理をしてしまう。

 

前向きに、寄り添いながら、

諦めずに、向き合っていくしかないもの。

 

そんな考えに落ち着いてきました。

 

今の仕事について、もう3年。
お客さんの写真を、より綺麗に、より鮮やかにしていく作業に、

とてもやり甲斐を感じて、

いろいろあったけれど、

病気に多大な理解をしてくれた上司のおかげで、充実した日々でした。

 

でも、やってくるんですよね、限界が。苦笑

目と肺がきつくなってきて、

身体にとても負担が大きくなってきていること。

 

だましだまし頑張ってきたけれど、

とうとう、悲鳴をあげてしまって、

来月末に退職をすることに。

 

きっと、前の私なら、

とてもとても悔しがっていたかもしれない。

現に、今まで、そうだったから。

 

病気さえなければ、

身体が丈夫だったなら、

「たら」「れば」を繰り返し、

呟いては悔しがっていたとおもう。

 

でも、

いまは、もう十分すぎるほど、

頑張ってくれた身体に感謝の気持ちでいっぱい。

 

次は、家の近くで、

仕事を探して、短い時間で働く予定です。

 

その傍ら、自分のやりたいこと、

サイトなど充実させていけたらいいな。

 

やり甲斐や、スキルアップ向上だけでなく、

自分の身体が少しでも負担少なく、

自分らしく笑える選択肢も大事にしたい。

 

フルで働くことがすべてではないはず。

もちろん、フルで働けたら、

経済的にもすごく強いし、

働けるなら働きたいけれど、

身体がもうついていけず。

 

きっと、これも、

新たな人たちと出会うためなんだと思い、

これからの生活を楽しみにしたい。

 

楽しみは、いくらでも作れる!

 

さくら。

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愛犬さくらが、先日息を引き取りました。

12年9ヶ月、本当にあっという間でした。

 

昨年の11月に震えるようになり一気に食欲低下し、

12月末に上あごに大きな腫瘍が見つかり。

 

年明けに、北大動物病院で、

首から、肺に、転移していて、

早くて余命1ヶ月、

長くて余命3ヶ月と診断を受ける。

 

それからの日々は、

両親と私でシフト調整をして、

1日も一人にさせないように、みっちりと看病。

夜も、居間でさくらを囲むようにして、

布団を敷いて、三人で寝て、

咳が出るたびに、見守って。

 

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本当に最後の最後まで、

「まだまだ生きたい」

「まだここにいたい」

という気持ちが強い、いや、強すぎるさくらでした。

 

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何度お別れを口にしたかわからないくらい、

急変することも度々あって。

 

もう食べられないだろう、

もう歩けないだろう、

もうおしっこ行けないだろう、

そう私たちが思っても、

”外で絶対におしっこする”

というさくらの気持ちが強くて、

一度も介護用オムツですることなく、

抱えながら、やっとの思いでおしっこをする感じでした。

 

最期の日、

私が一人で見守る当番で、

深夜から咳が止まらず、

ハアハアと呼吸も荒くなり、、

それでも、なお、

「おしっこ外でする」というサインが出て、

(顔だけ一瞬あげるんです。。)

抱きかかえて、

外でおしっこさせた直後に、

力尽きて、そのまま息を引き取りました。

 

慌てて寝かしても、もう時すでに遅し。

遠吠えをして、息が止まって。

 

本当に綺麗な顔で。綺麗な姿のまま。

 

一人きりで看取ることの壮絶さを、初めて思い知らされる。

 

 

でも、

コロナ渦だからこそ

シフトも調整しやすくて

家族総出でみっちり看病もできて

さくらとたっぷり一緒に過ごせて、悔いはなく。

 

十分すぎるほど頑張りすぎたさくら、

苦しむ時間が長くならなかっただけでも、本当によかった。

 

たっくさん頑張ってくれてありがとう。

 

先に天国に逝った祖父や、お友達犬、

みんなとたっくさん笑顔で過ごせていますように。

 

本当にありがとう。

人間みたいに露骨に表情に出すさくら、大好きだったよ。

 

そして、

たくさんたくさん可愛がってくれた皆さん、

本当にありがとうございました。

 

 

 

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オープンでいること。

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基本、どこでも、オープンな性格の私。

秘密にしてほしい内容より、

聞いて欲しくて仕方ないどうでもいい話ばかりで、

色んな人にいつも聞いてもらってます。

 

いつもオチのない話を聞いてくださる皆様、本当にありがとう。笑

 

なぜ、そんなにオープンなの?

とよく聞かれるのだが、

 

”ただのめんどくさがり屋”

 

だから。うん。笑

 

引っ込み思案なままでいたら、

人より聞き取りづらいことも、

人より体調崩しやすいことも、

全部、誤解を生み出して、余計にしんどくなるだけ。

 

誤解を解こうと奔走するくらいなら、

最初からオープンでいたほうが、ずっと楽。

 

そして、自分の”秘密”をなるべく作らない。

作ってしまうと、秘密がばれないようにとか、誰に話したら良いんだろうと悩んでしまうから。

信用して話したことが噂になったら、それはとても悲しいから。

 

人に知られてもいい、

ネタにされてもいい話をたくさんすることに尽きる笑

 

そうすると、意外なところで共通点が見つかったり、

人づてに、自分と同じ趣味や考えを持つ人に出くわす縁ができたり。

思いがけぬ形でアドバイスもらえたり、自分が救われることもあったり。

 

だから、障害や病気は人に話しづらいネガティブなワードではなく、

自分の大事な特徴なのだから、思い切って話してみてほしい。

現に、私も、オープンに話してきたことで、救われたことがたくさんたくさん。

 

話していく上で、相手の反応がわかったり、自分の伝え方を反省することもできる。

 

オープンでいくのも勇気がいるけれど、

少しずつオープンでいけば慣れてくるはず。

 

相手が心を開いてくるのを待つのではなくて、

先に、自分の心を開いてみてほしい。

 

 

時代が違えば。

精神科病院に40年 男性の訴えhttps://news.yahoo.co.jp/pickup/6373260

 

介護職時代に、精神病院で薬漬け、電気ショック治療をされて、治療による後遺症まみれになった高齢の利用者さんが多数入所されている施設で働いたことがありました。

 

統合失調があったとはいえ、身体に障害はなかったはずなのに、強い治療によって40代で寝たきりになったり、認知症のような症状がでたり。知能レベルが幼くなっていて、強いショックを覚えたものです。

 

働いてた当時、自分なりに、偏見まみれだった時代について調べていくうちに、現時点で、日本における精神病院に入院している患者は世界中の20%を占める。海外からみると、かなり遅れている。先進国なのに。。

 

昔の精神病院は、精神病と診断すればするほど、国から補助が出るというシステムで、きちんと診断せずに、無闇に入院させられ、隔離された人もたくさんたくさん。

 

わかりやすく言うと、迫害に近いようなことが行われていた時代があった。酷い治療をたくさんされてきたのも事実。

 

人権とはなにかと考えさせられる。

 

私自身も、時代が違えば、

聴覚障害があるだけで隔離され、

日のあたる場所に出させてもらえなかった立場。

 

だからこそ、胸に突き刺さるものがある。

 

偏見は、無知からくるもの。

無知を少しでも減らすために

明るく出来ることをたくさんしていきたい。

好きなものがある人は強い。

数々の職場でお世話になり、

たくさんの人と働かせていただいて、

いろんなことに気づかされ、学ばされました。

 

私自身、聴覚障害があり、

”聞こえづらい”というハンディがあり、

耳を使う作業が不得意です。

人よりも、倍以上大変に感じたり。

 

でも、いろんな人と出会ってきて、

一見、普通にみえても、

コミュニケーション能力が高くても、

ADDやADHDを抱えていることにより、

情報処理が苦手で、

目の前の仕事を処理することにとても時間がかかったり。

 

本人はものすごい努力をしても、何度も何度も同じミスをしたり。

 

また、

目が見えづらい、明るい場所が苦手という方もいて、

明るい会議室に居ることが厳しい方もいたり。

 

精神に病を抱えていて、

悪い意味で言っていないことでも、

普通に教えたことでも全否定されたと感じて、

ビクビク怯えてしまう人もいました。

 

 

なにかが”不得意”なことによって

仕事をこなすことを難しく感じる人たちは、

意外とたくさんいて、

なにもない”健常者”なんて、本当に少ないのかもしれないと思い知らされたものです。

 

 

そして、その仕事が”得意分野”だったときに、

どのハンディがあろうと、

不得意な場面があまりない分、

その人自身がとても生き生きと働いていて、

そんなそぶりを感じさせられることが微塵もなかったり。

 

だけど、

仕事が”不得意分野”だったときに、

どんなに努力をしても空回りしたり、

どんなに努力をしても周りに責められたりすることが一気に増えてしまう。

 

そこから、

「使えない人」「仕事ができない人」と判断されてしまう。

 

私も、ほとんどの職場では、

”耳が不自由”という点だけで、

それまで、聴覚障害者と関わることがなかった職場の人たちからすると、

知識もなければ経験もないわけで、

「足を引っ張られるかも。」

「無駄な仕事が増える。」

というマイナスのイメージからの始まりが常だったので、

いかに、どうそれらを挽回させるかという心理戦からスタートでした。笑

 

でも、できないことって、本当にできないんですよね。

どんなに認められようと努力をしても、認められない。できない。

 

そういうときは、もう潔く諦めてました笑

だって、諦めるしかないもの!!!ww

 

 

ぐだぐだ長くなってしまったけれど、

なにを言いたかったのかと言いますと、、

 

どんな”不得意”なことがあろうと、

”得意なこと”や”好きなこと”に磨きをかければかけるほど、

自分を救える機会が増えたり、

自分がどんな分野で何が活きるかがわかりやすくなる。

 

どのハンディであれ、

”得意”なことを仕事に活かせてる人は、

”不得意”をごまかすこともできるし、

何より、やり甲斐を感じられるようになる。

 

改めて、

好きなものがある人は、本当に強いと思うのです。

〔精神的な強さではなく、武器としての強さ〕

 

だからこそ、どんどん好きなことや、

得意なことを生み出して、

なんなら、得意な仕事を探してみてほしいと強く思う。