終戦。

終戦日。

色々思うことがたくさん。

父方の祖父は、戦時中北朝鮮で生まれ育つ。軍人一家だったため戦後いろんな苦労をする。軍人だった曾祖父は終戦後数年経ってから変わり果てた姿で戻って来る。亡くなる直前まで、毎日のように真夜中に突然泣き叫んで、「ころしてくれーなぜ、俺を殺さなかったんだ。死ななかったんだ」「部下たちの命を奪ってしまった。わたしが死ぬべきだった」と声を押し殺していた。


父方の祖母は、東京渋谷で生まれ育ち、東京大空襲にあう。渋谷、表参道などで何日も焼け焦げた遺体を目にしながら、避難中にはぐれた曾祖父を探したが見つからず、、、。降り注ぐ炎の雨とB29の飛行音をいまでも忘れることができないという。B29のパイロットの顔がみえるくらい近距離だったとか。。


母方の亡くなった祖父は、兵隊さん。でも、結核になり、離隊。しかし、所属していた隊は戦地に赴き、みんな戦死。自分だけ戦地に赴けず戦死しなかったことをずっとずっと罪の意識に苛まれる。戦争について一切口に出さず、ただ、「あの戦争は間違っていた」それだけつぶやいていた。

母方の祖母は、満州で生まれ育つ。戦後、すべてを投げ捨て、命からがらで帰国。日本へ向かう途中、沢山の人が自死したり病死したり、家族と離れ離れになる人を目の当たりにする。「大地の子をみると、胸が痛くなる」と震えながら涙を流す。


幸い、祖父母たちが実際に経験した戦争について話してくれていたから、知ることができた。

また、台湾で一人旅をした際、日本語を話す台湾人の高齢者と関わる機会がたくさんあり、その方々から、「戦時中の台湾」での話を聞いたり。。
旅行で知り合った海外の友人たちから祖父母から受け継いだ戦時中の話を聞くこともできたり、、、。


どの話も、胸が苦しくなる話。
まだまだ知らないことがあるんだなと、反省させられる。


いろんな人の計り知れない苦労のおかげで、いまがある。


いまを大事に生きよう。

黙祷。。