支え。


まっすぐ歩けて、
足元を気にせず夜道を歩いて、
手すりを必要とせず、
階段を当たり前の上り下りできるのは、
ほんとうにほんとうに凄いこと。

それを教えてくれたあなたの口癖は、
「どんなに辛くても慣れるしかないんだ」
「結局、慣れることだよね。痛みも辛さも。」

私も進行性の病を抱えているけれど、
あなたが抱えている進行性の病のほうがずっとずっと過酷。

それなのに、
深刻さを感じさせずに、
病気のことを話すあなたは素敵。


大丈夫。大丈夫。
きっと、大丈夫。あなたなら。

将来の道が狭まれても、
病気が進行しても、
歩けなくなっても、
あなたの支えになれるように、私は必死に生きるから。


あなたにしてあげれることは、
私が健気に前向きに楽しんで生きること。

だから、
私は、今日も、明日も、笑顔で生きていく。

あなたの強さと笑顔を支えに。